茨城県ひたちなか市で信号無視のトラックが信号機をなぎ倒しながら横転!!

投稿者: | 2020年1月21日

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2020年1月20日の朝、茨城県ひたちなか市の大通りでトラックが信号機をなぎ倒しながら横転するという交通事故がありました。

ドライブレコーダーの映像

FNN.jpプライムオンラインが公開しているこの動画では目撃者が事故の状況について話しています(0:40~)が、直進のトラックが、矢印信号に従って右折しようとしたトラックを避けようと道路の外側へハンドルを切ったところバランスを崩し、横転したようです。

事故の原因は?

ドライブレコーダーの映像で右折の矢印信号が確認できていることから、信号機の故障でもないかぎり直進側は黄色を経て赤信号へと変わっているはずです。
直接的な原因となったのは横転したトラックの信号無視、ということになります。

急停止も危険なので加速して無理矢理渡ろうとするのも止むを得ない……と考える方もいるかもしれませんが、目の前の大型車に視界を塞がれた小型車ならともかく、前方を広く見渡せる大型車において前方の信号機の変化が察知できなかったとは考えにくいため、単純な注意力不足・安全配慮を怠った可能性が高いです。

奇跡的に死者はゼロ

横転したトラックは歩道側の信号機をなぎ倒し、地面を削りながら付近の接骨院の敷地内で停止。
幸いトラックが通過した場所に歩行者はおらず、ドライバーが軽傷を負っただけで済んだようです。

とはいえ信号機が破壊され、無関係な接骨院の敷地にまで侵入し、物損は決して少なくはありません。

過失割合はどうなるのか

直進車対右折車の場合、信号機のない交差点または信号機がある交差点で双方が青の状態であれば直進が優先され、双方が動いていれば直進車20%、右折車80%というのが相場のようです。
信号機のある交差点では双方の信号の状態によって右折車側の過失が低くなり、右折車側が青、直進が赤の場合だと直進90~100%、右折車0~10%と逆転します。

今回の事故のケースでは右折側が矢印信号(つまり青)、直進は赤になっているわけなので右折車側の過失は0~10%ということになりそうです。

物損の賠償金は??

どうやら信号機単体で100万円以上の損害額にのぼるようです。
信号機本体の値段だけでなく、補修工事にかかる人件費、それと敷地内に突っ込まれた接骨院も通常営業どころではなさそうなのでこちらの賠償もあるかもしれません、

トレーラー?トラック?

上で紹介した動画内では横転した車が「トレーラー」と呼ばれていますが、動画のコメント欄では複数名の方が「トレーラーではない」というツッコミをいれています。
筆者も恥ずかしながら違いがよくわからなかったので調べてみました。

トレーラーとは被牽引車を指す言葉で、トレーラーを牽引する車がトラクターです。
トラクター(牽引する車)とトレーラー(牽引される車)が繋がって走るわけですね。
横転した車はどちらにも該当しないので「トラック」と呼ぶのが正しいようです。

「ダンプ」とも呼ばれていますが、これは「dump(投げ捨てる)」という英語があるように、荷台を傾斜させることで積荷を降ろすことができる車をいい、トラックの一種です。