岐阜市ホームレス殺人。男子大学生たちがホームレスを約1km追いかけまわし暴行の末に死亡させる。

投稿者: | 2020年5月17日

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コロナウイルスが世間を騒がせている中で、信じられないような残忍な事件が起きていました。

岐阜ホームレス殺人事件

事件の概要

被害に遭ったホームレスの男性は、知人女性とともに2020年3月中旬頃から岐阜市内の橋の下にテントを張って生活していたところ、近隣の大学に通う学生らから石を投げつけられる等の嫌がらせを日常的に受けていました。
被害者は何度か警察に相談したが、警察はまともに取り合わず追い返したそうです。
そして2020年3月25日の

加害者たちは全員が中学・高校で野球を通じて仲良くなった野球経験者で、一部は大学の現役硬式野球部員だったようです。
そんな連中が人の頭に石を投げ当てたら、そりゃ死んでもおかしくないですね。

殺意は認められず傷害致死で送検

石や土の塊を投げたら偶然頭や顔に当たって死んでしまっただけで殺すつもりは無かったそうです。
戦意がなく逃走している相手を追いかけまわして危害を加えるというのはとても悪質な行為だと思えますが、殺意は認められず傷害致死罪で送検。

ちなみに傷害致死罪は3年以上の懲役、殺人罪だと5年以上の懲役と、量刑の下限に違いがあります。

基準が曖昧な「殺意」

ネットの掲示板やSNSでは加害者の厳罰を求める発言がチラホラ見られますが、気持ちは分かります。

筆者は殺意の認定という手続きそのものが疑問です。
被害者にとっては加害者がどういうつもりで石を投げたか等はどうでもいい話かと思います。
壁等に向けて投げた物が反射して当たったというならともかく、人に向けて投げた時点で「殺意」などどうだっていいですよね。
少なくとも危害を加える意思があったのは明らかなわけですから。

怪我をしたり亡くなってしまったという結果に対して責任の重さを決めてほしいものですね。