海外メディアのBillboardが、「有料の音楽ストリーミングサービスであるAmazon Musicを提供しているAmazonが、無料サービスプランの提供を計画している」と報じています。
Amazon in Talks to Launch Ad-Supported Music Offering | Billboard
https://www.billboard.com/articles/business/8506943/amazon-offer-ad-supported-music-service-exclusiveBillboardによると、この無料音楽ストリーミングサービスは、ユーザーが月額で支払う利用料ではなく、サービス内での広告収入で運営されるとのこと。Amazonはこれまで音楽ストリーミングサービスを有料で提供していて、再生回数に応じてレコードレーベルに印税を支払うという方式をとっていました。無料のサービスになると楽曲の再生数も爆発的に増え、支払うべき印税も増えますが、それでも広告収入だけでサービスを維持できるのが既に広告業で成功を収めるAmazonの強みだと、Billboardは論じています。
Amazonではスマートスピーカーの「Amazon Echo」を通じて無料の音楽ストリーミングサービスをユーザーにアピールすることも計画しているそうで、Billboardによると「早ければ4月下旬には利用可能になる」とのこと。
https://gigazine.net/news/20190415-amazon-music-service-complimentary/
無料の音楽ストリーミングサービスといえば『Spotify』。
Spotifyは無料会員・有料会員(月額980円)ともに4000万曲が提供されています。
無料会員と有料会員との大きな違いは『楽曲の強制シャッフル』で、無料会員は楽曲を好きな順番で聴くことはできません(曲をスキップする場合も回数制限があります)。
これに加えて無料会員は曲の合間に音声広告が挿入されます。
この広告収入で無料会員のサービスが成り立っているわけですが、これと似た仕組みのサービスをAmazonも始めるかも知れない、ということですね。
Amazonミュージックは月額780円で約6500万曲が聴き放題になる有料サービス。
Prime会員の特典としても一部利用可能で、100万曲以上を聴くことができます。
利用にはPrime会員かAmazonミュージックの有料会員になる必要があるため、いずれも有料になるためか広告は流れません。
曲を聴く順番も自由だし、スキップやリピートもいくらでも可能になっています。
別の新規サービスとして提供するとユーザーにとって分かりにくくなる気がするので、Amazonミュージック上でSpotifyのような無料プランを用意するということかも知れませんね。
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