【捏造】フジテレビの情報番組「バイキング」が過去の映像を使って”架空の人混みを問題視”。

投稿者: | 2020年5月20日

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2020年5月19日に放送されたフジテレビの情報番組「バイキング」が映像の撮影日を偽って放送していたことが話題になっています。

人出増加で問題視?気の緩み?

番組の内容は、5月21日に控えた緊急事態宣言解除判断を話題に挙げ、「17日 竹下通り」と書かれた観光地の映像を公開。

映像の竹下通りは大勢の人で賑わっており、「人出増加で問題視"気の緩み"」「人混み」などのテロップを出し「緊急事態宣言解除を前にして外出し始めている人が大勢いる」という主張をしていました。

ところが、映像にマクドナルドの期間限定メニュー「てりたま」の店頭広告が映り込んでいることから嘘が発覚。

てりたまは4月上旬までの限定メニュー

マクドナルドの「てりたま」は3月4日から販売を開始し、4月上旬には販売終了しています。

服装がおかしい

写真は全員が長袖姿で厚着していますが、5月17日の東京の最高気温は28度。
半袖でも暑いくらいの夏日です。

「何月の17日とまでは書いていない」は通用しない

映像には5月17日とは明記されていませんが、「気の緩み」と表現するからには一度気が引き締まった後、つまり緊急事態宣言が出された4月7日以降だと解釈できますね。
タイムリーな話題を扱う情報番組なのですから直近の5月17日と受け取るのが自然でしょうし、そもそも当月以外であれば何月何日と記載するのが一般的です。

写真は圧縮加工され、より多くの人が映るようにされている

番組で出された写真には50人ほどの人が近い距離で並んでいるように見えますが実際にはもっと距離が開いています。

実際の竹下通りはどんな状況だったか

5月14日午後3時の写真をTwitterに投稿されている方がいらっしゃいました。
バイキングの写真の1/10以下の人数、マクドナルド前には2人しかいません。

バイキングとは一体なんなのか?

当記事や各メディアニュースでは「情報番組」と紹介していますが、フジテレビの公式サイトには「生ホンネトークバラエティ」としか書かれていません。
バラエティ番組ですから事実かどうかは重要ではなく、視聴者の喜怒哀楽を刺激することに主眼を置いているのでしょう。
出演者たちがあれやこれやと批判する対象を用意しないことには番組が成り立ちませんから捏造も仕事のうちであり、ある意味大変な仕事…ですね(;^ω^)
このような番組の放送内容を真に受けて真偽を追求したりするのは、フィクションの漫画等に物理法則や科学的根拠の話を持ち込んで野暮なツッコミをいれるような行為に等しいのかも知れません。
コントのようなものだと思って観るようにすれば純粋に楽しめるのでしょう。