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ゲーム大手スクウェア・エニックス・ホールディングスは、作品の質向上を目的とした開発体制の抜本的見直しを行っていることを明らかにした。代表取締役社長の桐生隆司氏が５日に行われたアナリスト向け決算説明会で表明した。
昨年６月にスクエニＨ社長に就任した桐生氏は、ゲームの質や利益率改善を目標に外部委託開発を減らし内製による大型ゲーム開発に注力する方針を示している。昨日行われた電話会議では、「パイプラインの中身を具現化していく組織体制がどういったものなのか、何がベストなのか、ゼロベースで見直している」と話した。具体的な新体制に関しては「少なくとも今年の春に発表する」とした。
電話会議に出席した複数の証券アナリストらによると、新体制は４月からの運用を予定。ゲーム開発のより早い段階で作品の出来について判断を下すチェック機構の新設などが含まれると会社側は説明したという。
（略）
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-06/S8FCLCT0AFB400
昔の作品は今よりも質が高かったと個人的にも思う
私は幼少期からまだ合併前のエニックス、スクウェア両社の殆どのゲームタイトルを遊び尽くしてきました。
大人になった今となっては昔のように片っ端からとはいかないまでも、主力作品は遊んできているつもりです。
当サイトでも稚拙ながら攻略情報を掲載したりしています。
多少の思い出美化補正はあると思うのですが、昔の作品は全体的に品質が良かったと思います。
今よりもゲーム開発の全体的な技術レベルは低かったけれど、精度が高かったというか。
最近のスクエニ作品は映像美だけで中身の精度が低い、ハリボテな印象です。
このような感想を抱いていたのは私だけではないはず。
それでも往年のファンたちは作品を買い続けてきたが、FF16に至っては完全にスルーされ始めたんですかね。
主力タイトルの数字を見てようやく現実に気付いてきた、ということなのかも知れません。
最近のスクエニタイトルの品質の低さ
FF14やFF7Rのように好評な作品も複数ありますが、私がここ数年で遊んだタイトルの中ではFF15とソシャゲ全般が特にひどかったと感じます。
特にFF15はマジで意味不明な作品だった。
ゲームの細部からスタッフそれぞれの努力は伝わるもののまとまりがなく、最高の素材を集めたけどド素人が料理して大失敗したかのようなゲームでした。
ソシャゲ全般にも似たようなことが言えます。
過去のFF/DQ作品を資産として再活用し始める、そこまでは良しとして展開の仕方が稚拙で安っぽい。
自らブランドの価値をどんどん低下させていくかのようなクオリティのゲームが沢山作られました。
私が現在もプレイ中のドラクエウォークも地獄
ドラクエウォークも国民的RPG＋位置情報という最強の組み合わせでいながら、とても人を選ぶゲームになってしまっています。
せっかくお笑い芸人のメイプル超合金を起用したりしてCMを打っても、一般人に継続して遊ばせるようなゲーム性になっていないのであっという間に人が減っていく有様。
現在のドラクエウォークは廃課金して引くに引けない状態になった極々一部のコアユーザーの存在だけで成り立っています。
このへんのゲームデザインをしっかりしていれば恐らく数倍の売上を期待できたはずで、AppStoreの売上ランキングでも原神などの中華タイトルに負けることは無く1位をキープし続けるポテンシャルを秘めていたゲームです。
例によって素材はいいけれど料理のセンスがゼロ、というパターンです。
プロデューサーの才能不足か、運営陣の舵取りが下手なのか。
既存IPの知名度だけに救われている状態で今の開発運営スタッフが生み出したものは何一つとしてありません。
昔からのシリーズのファンとして非常に残念な状況が未だに継続中です。
ドラクエウォークについてはサービス開始当初から4アカウント使って何千時間と遊んでいるのでいつかしっかりレビューしたいと思っていましたが、かれこれ2年連続でソシャゲの末期症状のようなアップデートしかないのでこのまま進んでいくと柱となっているコアユーザーたちが離れた瞬間にサービス終了しそうです。
今後の生まれ変わりに期待
FF15なんかは開発者たちが自分の世界に酔っている様がはたから見てもわかってしまったので、ゲーム開発のより早い段階で作品の出来について判断を下すチェック機構の新設はもしかしたら効果的かも知れませんね。
正直そのチェック機構の担当者のセンス次第って気がしますが。
「実際に遊んで楽しいか」を考えながらゲームを作れる人材を起用したり育てていってほしいところです。
リリースする作品すべてが名作と呼べた昔のスクウェア＆エニックスが戻ってくるのを期待しています。