信長の野望出陣を1ヶ月遊んでみた感想

投稿者: | 2023年9月29日

目次

2023年9月上旬にリリースされた「信長の野望 出陣」の感想です。
個人の偏見に基づくレビューなのでこういう感想もあるんだなと参考程度に受け止めてください。
結構辛口レビューです。

公式サイト

AppStore:信長の野望 出陣

信長の野望 出陣とは

コーエーテクモゲームズが送るシミュレーションゲーム。
ポケモンGOやドラゴンクエストウォークのようにスマートフォンやタブレットデバイスのGPS機能を利用したいわゆる位置情報ゲームです。
実際の日本の地図を舞台に、地図上に点在する拠点を占領して天下統一を目指していきます。

フィールドマップについて

複雑なようで実はシンプル。

フィールドマップでできること

フィールドマップには民・拠点・城・野戦場が点在します。
民:タップすると兵糧・金銭・資源などのアイテムが貰える。
拠点:対NPCのバトルをおこない、勝利するとその一帯が自分の領土になる。
城:期間限定の攻城戦イベント開催時にプレイヤー同士で奪い合う(PvP)。
野戦場:対NPCのバトルをおこない、勝利するとランダムな装備品が貰える。
強者:列伝イベント開催時のみ出現するバトル。勝利するとイベント用のポイントが貰える。

タップ範囲外のものもゲットできちゃう「派遣」システム

通常こういう位置情報ゲームって自分中心に円形に広がった範囲内にあるものしかタップすることができないんですが、円の外側の離れたところにある民をタップして獲得できるのがこの「派遣」システムです。ドラクエウォークでもニンジャや守護天使のウォークスキルで似たようなのがありましたが、あちらはだいぶ使用タイミングが限られているのに対し、信長では1~2分おきに使えます。便利です。プラス50点。

委任で自動化

ゲームを少し進めると「委任」という機能が解放され、操作しなくても自動で民をタップしたり拠点を登録(リストに登録して近くにいなくても任意のタイミングで挑戦できる機能)してくれたりします。
プラス50点です。

サーバー弱すぎ、タップするたびに「通信中…」で待たされる

ここがこのゲームで一番致命的且つやる気が失せるポイントです。
フィールドにいる民をトントントンとテンポ良くタップしていきたい・・・しかし画面をタップしても全く反応しない・・・あれ?フリーズした?
そんなとき、画面右下をよく見てみましょう。「通信中…」と書いてあるはずです。
フィールドに点在する民をタップしたり派遣したりするたびにこの「通信中…」が発生し、さらにそれが長い。
大体1アクション毎に1~10秒くらいでしょうか。
私はまず自分のデバイスの不具合や通信環境起因を疑い、色々なトラブルシューティングをしました。
しかしインターネットのブラウジングはあらゆるページが一瞬で開く、Youtubeもスムーズに再生される、ドラゴンクエストウォークも快適に動く・・・ということで問題の切り分けが完了しました。
「信長の野望 出陣」のゲームサーバーのレスポンスが絶望的に悪い、というのが導き出された答えです。
マイナス100点です。

運転者の制限がウザすぎる

移動が速いと位置情報ゲームおなじみの「運転者ではありませんか?」的なポップアップが画面を覆い隠し、ゲーム進行を阻害してきます。
正直、このシステムは撤廃して欲しいところです。ここで大きく評価マイナス。
他人が運転する車に乗っていたり、バスや電車など様々な移動手段があるなかで「位置情報が大きく移動した」というだけでゲーム進行を邪魔するこの雑なセンス、頭が悪いとしかいいようがないと思っています。
自宅やオフィスのWi-Fiネットワーク等を利用しているとGPSの位置が大きく飛ぶことがありますが、そのたびにこの頭の悪いポップアップが出るのでたまにイラッとすることがあります。
危険性の話をするならば位置情報が移動してる時点で操作を制限すべきであり、徒歩や小走りの速度なら問題なくゲームをプレイ出来てしまう状況は実にナンセンス。
最も危険な歩きスマホを野放しにして、自宅・車・電車内などで制止した状態のユーザーのゲームプレイを妨害するという本末転倒な有様。
運転しながらゲームするユーザーはゲーム内でどんなメッセージを出そうがゲームをするでしょう。
ただただ関係ないユーザーの邪魔をするナンセンスな機能。
運営・開発の頭が悪いのはドラゴンクエストウォークくらいのものだと思っていましたが、コーエーテクモゲームズも同類でした。
マイナス100点です。

バトルシステム

武将を育成し、最大25体の武将を編成して部隊を作ります。
最初は編成できる数に制限がありますが、プレイヤーレベル30でフル解放されます。
プレイヤーレベルは占領した拠点の数と広さに応じて上昇していき、LV30に達するには拠点数660が必要。
必要石高は必要拠点×14で求められますが、多くの場合必要拠点さえ満たしていたら同時に石高も達成していると思われます。

顔アイコンがウネウネ動いてダメージの数字が出るだけの戦闘

はっきりいって最初このバトル画面を見たとき目を疑いました。
え?今って令和ですよね??
いやいやドット絵がまた一部で人気だからってこんなスーファミのゲームを思い出させるレベルのグラフィックは有りなの!?
(あえて)TwitterとかLINEやInstagramのアイコンみたいな武将の顔アイコン画像が1枚絵のフィールドを動いてくっついて、数字がぴょこぴょこ出て・・・勝利・・・敗北・・・。
一体俺は何を見せられているんだ。
同人ゲームでももっとましなもの作るぞ、と端的に思いました。
どうして「よっしゃこれでいこう」ってなったんだよ、と本当に疑問でした。
ドラゴンクエストウォークのストーリーも恋愛シミュレーションゲームみたいな紙芝居で進行するけれど、あっちはバトルはちゃんと3Dグラフィック作ってますからね。
ただこれはソシャゲが招いた悪しき文化で、ゲームのクオリティと売上金の額は比例しないことがわかっているから、コーエーテクモさんはこのような低クオリティ路線を貫くことにしたのだろうと思います。
いかに低コストで稼ぐか、そういう実験をしにきていると思う。

たまに難易度が高く、地味に詰まる

顔アイコンがぶつかりあう地味バトルですが、いっちょまえに3すくみが採用されていたり「戦法」といういわゆるスキル的な要素もあって、たまに敵のほうが強いことがあります。
そういうときは3すくみで有利になるように編成したり、戦法を上手く使いこなす必要があります。
ただ、やはり顔アイコンがぶつかりあうだけのバトルは正直ひまなので無くてもいいと思いました。
このバトルシステムは廃止しても良いと思います。
マイナス100点。

天下統一を目指すシミュレーションゲーム部分

拠点を増やして地図を塗っていくのは楽しい

顔アイコン同士を戦わせるバトル(笑)に勝利して拠点を獲得するとその一帯が自分の領土となります。
この領土は他人に奪われたりすることはなく、NPCバトルにさえ勝てればどんどん自分の領土を広げていくことができます。
金のかかってないショボショボバトルの先には、日本地図を利用した塗りゲーがあり、何万・何十万という数の拠点を占領するまでゲームは続いていきます。
飽きなければな!!

地図塗りに花を添える名城システム

日本各地に全99か所、一部の城は「名城」として特別扱いがされています。
これらは領地内にいれると図鑑に登録されるほか、実際に現地までいってフィールドからタップすると城の絵に訪問した日時が達筆な文字で描かれ、ちょっとした御朱印帳的な使い方ができます。さらに小判(ガチャ用の通貨)が貰えたりします。
こういう要素は位置情報ゲームならではで純粋に面白いと思います。
信長の野望を動機に旅行に出かけたりすることもありそうですね。

内政というシステムもあるが超絶雑

NPCとのバトルに勝って占領した拠点は9種類ある施設のいずれかのアイコンがついていて、足軽練兵所・弓兵練兵所・騎馬練兵所・鉄砲練兵所・蔵・水田・市場など様々な種類があります。
武将の強さを底上げしたり、民をタップした時に入手できる兵糧や金銭の額を増やせます。
施設にはLVという概念があり、同じ施設をいくつか手に入れると最大LVが上昇。
民から集めた金銭・資源を使ってその機能を強化していくことができます。
ただ、マジでそれだけ。
2023年9月現在の最高LV20まで、ただ数字を上げるだけ。
見た目が豪華になるとか、そういった要素なにも無い。
そりゃあ顔アイコンが動いて数字が飛び出るだけのバトルシステムで勝負するゲームなんだから、建物の外観の変化なんか用意するわけがない。
でもまあ、あってもなくてもいいかとも思います。よく割り切ったな。

ガチャ関連

ガチャはAppStoreのレビューで書いてる人がいましたが、強気の価格設定。
こういうソシャゲのガチャは10連3000円くらいの価格設定が多いですが、「信長の野望 出陣」の10連は5000円です。
10年以上前のソシャゲーよりも低クオリティなゲーム内容でありながら、最高水準の価格設定。
私は、やはりどうしてもこのゲームで何らかの実験が行われている気がしてなりません。
このゲームが売上ランキングの上位にきたとき、日本のゲームの質はさらに低下していくんじゃないかと、そんな風に思います。

総評

友人たちと一緒にスタートしたのでスーファミ並のクオリティでもそれなりに楽しむことができましたが、2週間も経った頃にはゲームシステム部分には完全に飽きてました。
途中にちらっと書きましたが、名城図鑑の機能を御朱印帳のように使ったり、知らない土地にいったときに委任モードで動かしておくくらいはしてもいいかなと思います。
最初のなんとかパック(お得率1000%とかなんとか書かれてたやつ)はいくつか購入しましたが、通常商品や列伝イベント・攻城戦に関しては一切魅力を感じなかったので恐らく今後課金することはないでしょう。

というわけで「信長の野望 出陣」を1ヶ月ほど遊んだ感想でした。
半年後にはめちゃくちゃ過疎ってそう、と思いましたがサーバーも弱いしグラフィックもしょぼくてシステムも雑なので維持管理コストは安いとみえます。
定期的に武将を追加してイベント開催して~って中身を入れ替えるだけの最小限のコストで運営できるのであれば、細く長く続いていきそうな気もします。