ファミリーマートが成人誌取り扱い中止の意向を発表。これで大手コンビニチェーンから成人誌コーナーが全滅か?

投稿者: | 2019年1月22日

昨年2018年1月から成人向け雑誌の取り扱いをやめたミニストップに続いて、今年2019年1月21日にセブンイレブンとローソンが成人誌の取り扱い中止を発表。
大手コンビニチェーンで唯一ファミリーマートのみは取り扱いをやめる予定は無い旨を発表していましたが、翌日になり方向転換し、やはり成人誌の取り扱いを中止する意向を表明しました。

理由は女性や子供への配慮、2020年の東京オリンピックや2025年の大阪万博のために訪れる外国人観光客への体裁を考えた結果とのこと。

コンビニの成人向け雑誌コーナーは1990年代から当たり前のように設置されてきましたが、ついに全国のコンビニから無くなってしまうようです。

コンビニでの成人誌販売の賛否に関してはSNS等での議論も白熱しており要らぬクレームを招く要素であることや、近年のオンラインショッピングの普及による販売形態や、電子書籍等提供メディアの多様化によってコンビニでの成人誌の売上自体も減少傾向にあったことも取り扱い中止の背景にあるでしょう。

コンビニでの成人誌販売が始まる以前は、エッチな成人向け雑誌といえば町にひっそりと置かれた自動販売機や書店の専門コーナーで購入するのが一般的だったため、どちらかといえば日陰にある存在でした。
それが老若男女が日常的に買い物に訪れるコンビニ店内で一般書籍と並んで堂々と売られていることに長年違和感を感じていた方も少なくないようです。

不自然に目を逸らさなければ嫌でも目に入ってしまうため、万人に受け入れられる店舗を目指すためには妥当な決定と思えます。

参考ニュース:ローソン、成人向け雑誌の取り扱いを全店舗で中止。’19年8月末
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