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賃貸退去の理不尽な請求、Claudeに「攻撃的な反論メール」を書かせたら20万円がチャラになったと話題に

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賃貸物件を退去する際、高額な精算金を要求された経験をしたことがある人は少なくないはずです。
とあるXユーザーがそんな理不尽な退去費用の請求に対してAIチャットボット「Claude」を代理人のように使い、約20万円の請求をゼロにしたという投稿が大きな話題になっています。

きっかけは「意味のわかんない請求」への怒り

投稿したのは、Xユーザーの関宮さん(@sekimiya)。
賃貸の退去時に管理会社側から納得のいかない請求をされたことに腹を立て、Claudeを使って反撃したという経緯を明かしています。

Claudeに指示したのは「訴えられないギリギリのライン」の反論メール

関宮さんがClaudeに出した指示は、次のようなものだったといいます。

「法的にギリギリ訴えられないラインで相手のメールに対する超攻撃的な法的根拠のある返信メールを書いて欲しい。文章は複数の課金AIでクロスチェックします」

つまり、
・感情論ではなく法的根拠を盛り込みつつ
・名誉毀損などで訴えられない範囲には踏みとどまり
・しかも複数の有料AIサービスで内容をクロスチェックして精度を担保する

昨今のAIは名誉棄損や侮辱にあたるような攻撃的な表現をユーザーに勧めてくることはまずありませんが、かなり緻密な武装をした上で交渉に臨んだようです。
管理会社側から届いた返信メールをその都度Claudeに貼り付け、Claudeが作成した反論メールをそのまま送り返す、というやり取りを繰り返したとのこと。

結果、20万円の請求の支払いを免れる

このやり取りを重ねた結果、約20万円だった退去費用の請求はすべて撤回されました。
投稿は大きな反響を呼び、本記事執筆時点で2万6000件を超える「いいね」を集めています。

そもそも原状回復費用、借主が全額負担とは限らない

今回のような退去トラブルの背景には、原状回復費用の負担範囲に関する誤解があるケースが少なくありません。
国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、経年劣化や通常の使用による自然な損耗(フローリングの色あせ、壁紙の日焼けなど)は、家賃に含まれるものとして貸主側の負担とされており、借主が原状回復費用として負担すべきなのは、故意・過失による損傷や通常の使用を超える汚損などに限られるのが原則。
管理会社側の請求が必ずしもこの原則通りとは限らないため、退去費用に疑問を感じた場合はまず内容を確認しましょう。

AIを「代理人」にする交渉術、広がるか

生成AIを使って契約書やクレーム対応の文章を整えるという使い方自体は珍しくありませんが、今回のように「相手からの返信を貼り付けては反論メールを生成させる」というやり取りを何度も繰り返し、実際に20万円という具体的な金額を取り戻したという結果まで示されたことで、多くの反響を呼びました。
ただし、Claudeをはじめとする生成AIが作成した文章が常に法的に正確とは限りません。
時に生成AIは実在しない法律の条文を根拠として提示したり、改正前の古い情報を出してくることもあります。
生成AIの回答を鵜呑みにせず、せめて出典を聞いて直接元の条文を読みにいくくらいの手間は怠らないほうが良いでしょう。

論理や根拠さえ間違っていなければ、弁護士などの専門家である必要はありません。
弁護士が法律知識に疎い人のサポートをするために存在するように、AIに法律の条文や判例を引っ張ってきて貰えば、あとは自分で清書して仕上げるだけで解決することも可能です。

但し、それなりにエネルギーは必要です。
元気がある方は、このような機会にぜひ試してみてください。